冤罪で42年超服役、釈放された男性の支援に1億7000万円集まる 米ミズーリ州
11/29(月) 14:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0dbd9622c68ed76a2515cc50ef34db01b9b765a

米ミズーリ州で、3人を殺害したとして42年以上服役した後に冤罪(えんざい)を認められ
釈放された男性を支援するため、男性の弁護人が募金活動を開始したところ、
日本時間29日未明までに150万ドル以上(約1億7000万円)が集まった。

冤罪が認められ、釈放されたのはケヴィン・ストリックランド氏(62)。
1978年にミズーリ州カンザスシティで20代の男女3人を射殺したとして、
18歳の時に逮捕され、42年以上服役していた。

ストリックランド氏は一貫して無実を訴えてきた。

同氏は1万5487日間を獄中で過ごした。
冤罪で服役していた期間としてはミズーリ州で最長だが、
同州法に基づき、ストリックランド氏には損害賠償の支払いを受ける権利がない。

そこで、ストリックランド氏の弁護人は同氏の生活費を支援しようと、
クラウドファンディング募金サイト「GoFundMe」で募金活動を始めた。

募金額は、日本時間29日午前1時時点で151万1440ドルに達した。

ストリックランド氏の釈放を求めて数カ月にわたり活動してきた市民団体
「ミッドウェスト・イノセンス・プロジェクト(中西部無実計画、MIP)」の弁護士は、
寄付をした2万7000人以上の見知らぬ人たちを称賛した。

弁護士によると、ミズーリ州による補償の対象となるのは、
目撃者の証言ではなく、DNAの証拠によって無罪となった受刑者のみ。

MIPの法務責任者トリシア・ロホ・ブッシュネル氏は、
「この制度の破綻した部分を、この州の制度が変えるまでは、ここのコミュニティが介入してその穴を埋める」
と述べた。

(以下引用略)