羽田空港の格納庫購入を巡る業務上横領事件で逮捕された元参院議員山内俊夫容疑者(74)が、格納庫を取得するための資金について「一部を目的外の支出に充てた。格納庫が転売できたら金を返すつもりだった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査2課は私的流用の認識があったとみている。30日、山内容疑者を送検した。
 捜査関係者によると、山内容疑者は2018年3月、不動産業「マルナカホールディングス」(高松市)に「格納庫を購入すれば2、3カ月後に50億〜60億円で転売できる」などと持ち掛け、同社とともに合同会社を設立した。

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