オミクロン株で吉村・大阪知事が参加断念 ドバイ万博のジャパンデー

 大阪府の吉村洋文知事は30日、12月に予定していたアラブ首長国連邦(UAE)で開催中のドバイ万博の訪問を見送る考えを明らかにした。同月11日のジャパンデーに合わせて、2025年の大阪・関西万博を現地でPRする計画だったが、新型コロナウイルスのオミクロン株が世界で拡大していることを受け、断念した。大阪市の松井一郎市長も29日、自身の訪問は困難との考えを示していた。

 府によると、大阪府と大阪市からは、吉村、松井両氏のほか、吉本興業など7団体・個人計約50人が参加し、パレードやステージイベントで大阪の魅力を発信する予定だった。吉村知事は記者団に「オミクロン株が危険視される中では参加を控えるべきだ。政府が水際対策に取り組み、僕も大阪のコロナ対策で陣頭指揮をとる立場である以上、出席はしない」と表明。団体の派遣についても「国が最終決定するが、控えるべきだと思う」と語った。
https://mainichi.jp/articles/20211130/k00/00m/040/229000c