空港アクセス鉄道の再検討表明 蒲島熊本県知事、議会で
「より効率的なルートも」
11/30(火) 13:15配信

 熊本県の蒲島郁夫知事は30日の県議会本会議で、熊本空港アクセス鉄道の
整備ルートを再検討すると正式に表明した。世界大手の半導体メーカー
台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出を踏まえ、空港(益城町)と
JR豊肥線三里木駅(菊陽町)を結ぶ現行のルート案以外も
「スピード感を持って検討する」と述べた。

 TSMCとソニーグループは9日、豊肥線に近い菊陽町の
第二原水工業団地に新工場を建設し、2024年末までに生産を
始めると発表。1500人の新規雇用創出も打ち出した。蒲島知事は
「(新工場周辺の)セミコンテクノパークへのアクセス向上、
県内全域の交通網の利便性向上につながるよう、より効率的で
効果の高いルートを検討する」と述べた。

 県はかつて三里木駅のほか、原水駅(菊陽町)と肥後大津駅
(大津町)についても概略の事業効果を比較した経緯がある。今後、
再検討の対象として、利用人数や建設費、工事期間など詳しく調査する方針だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a999f657186c57d59afadd663508773237f97754