去年行った国勢調査によりますと、日本の総人口は1億2614万6000人余りと、5年前の調査からおよそ94万9000人減り、人口の減少が続いている実態が浮き彫りとなりました。

総務省が30日発表した国勢調査の確定値によりますと、去年10月1日現在の日本の総人口は、男性が6134万9581人、女性が6479万6518人で、合わせて1億2614万6099人となりました。

前回5年前の平成27年の調査と比べると、総人口は94万8646人、率にして0.7%減りました。

日本の人口は、前回の調査で大正9年に国勢調査が始まって以来初めて減少に転じ、今回の調査で人口の減少が続いている実態が浮き彫りとなりました。

総人口のうち、日本人の人口は1億2339万8962人で、前回と比べておよそ178万3000人、率にして1.4%減りました。

一方、外国人の人口は274万7137人と、前回と比べておよそ83万5000人、率にして43.6%増え、調査開始以来最も多くなりました。

年代別では、65歳以上の人が3602万6632人で、総人口に占める割合は28.6%と、これまでで最も高くなりました。

都道府県別に見ますと、前回と比べて増加したのは東京、沖縄など8つの都県で、39の道府県では減少しました。

また、1世帯当たりの人数は全国平均で2.21人と、これまでで最も少なくなり、東京都は1.92人と、都道府県の中で唯一2人を割り込みました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211130/k10013368541000.html