吉村洋文・大阪府知事、文化芸術祭でも万博ジャンパー姿 松井市長「服持ってないんです。給料安いんで」

 大阪府の吉村洋文知事、大阪市の松井一郎市長が12月1日、大阪市北区のフェスティバルホールで行われた『大阪文化芸術祭 That's Entertainment of OSAKA』に登場した。

コロナに打ち勝つ大阪のエンターテインメントを発信するイベント。約2000人が集まり、主催者を代表して吉村知事は「やってよかった」と満足げ。歌、ダンス、伝統芸能、漫才などバラエティーに富んだプログラムがそろい、「東京でやったら怒られる中身にしました。ごちゃまぜっていうのがいいでしょう」と自信を見せた。
 
 吉村知事と松井市長のかけあいもエンタメ色が満載。吉村知事が「あんまりしゃべりすぎると松井市長に話が長いと言われる…」とふると、松井市長は「文化芸術祭ということで、僕はちゃんと正装して舞台に立ってますけど、吉村知事はいつものタダでもらった万博ジャンパー。ほかに服持ってないんですよ。給料安いんで」と切り返した。

 さらに、松井市長が「コロナが落ち着いたらカラオケでも行こかな。吉村知事と」と誘うと、吉村知事が「松井さんはだいたい長渕剛しか歌えないんです」とイジり返し、男同士のカラオケになることには、「そうせんと、週刊誌とかややこしいじゃないですか」と苦笑い。

 カラオケの十八番について、吉村知事が「桑田佳祐、THE BOOM、エレファントカシマシ」を挙げると、松井市長が「じゃあ(ここで)いきましょか?」と歌唱をうながすなど、さながら漫才コンビのようで、ひときわ大きな拍手が起こった。

 イベントでは、大阪を代表するソウルシンガーの木村充揮(元憂歌団)と上田正樹が熱唱し、OSK日本歌舞伎団がレビューを披露。トリは、オール阪神・巨人が漫才で笑わせた。歌舞伎役者・中村壱太郎と能楽師・大槻裕一、同志社香里高等学校ダンス部ら次代の才能も登場し、司会は松竹新喜劇の渋谷天外とフリーアナウンサー八木早希が務めた。

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