華原朋美「PLEASURE」作曲家の今 ギターが本業から副業になったワケ【好きすぎて副業になっちゃいました】
12/2(木) 9:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/839b7c00c564fba6ea61dc602896fdd373b710ab

【好きすぎて副業になっちゃいました】#108

渡邊かおりさん(42歳)
本業=カフェバー経営/副業=ジャズギタリスト

  ◇  ◇  ◇

ギターが副業になったという渡邊かおりさんの本業は、
奈良県吉野郡大淀町にあるカフェバー「Crosspot」のオーナー。
渡邊さんはもともとプロの音楽家。高校を卒業後、大阪のヤマハ音楽院に入学。
ヤマハ音楽院はSMAP、浜崎あゆみ、KinKi Kidsらに曲を提供した作曲家らを輩出する名門。
当時、ギタークラスは5人しか入れず倍率は数十倍だった。

「ヤマハ音楽院で、最初にギターを教わったのは竹田一彦さん(ジャズギタリスト)。
『きらきら星』を授業で弾いてくださったときに、シンプルで簡単な曲なのに驚きました。
自分の言葉で話していた。つまり、イメージした音をそのまま現実の音にしている。
そんなことができるんだと。それから、大野こうじさん(ジャズギタリスト)にも指導をしていただき、
10代後半から20代前半までは寝る、食べる、トイレ以外はギターと共にいる生活でした。
特に、ビバップ(ジャズの一形態)が好きで、マイルス・デイビス、
ハンク・ジョーンズ、ケニー・バレルらのフレーズを書き起こし、分析し、再現し続けました」

当時、日本には女性ギタリストが少なく、渡邊さんの才能はすぐに音楽業界に広まった。

「業界の人から声をかけていただいて、アミューズという事務所に所属しました。
女性ボーカリストと組んでメジャーデビューの予定もあったのですが、
それはいろいろあって進まず、事務所に所属しながら、レッスンでギターを教えたり、
作曲の仕事を頂くようになりました」

レッスンにはデビュー前のPerfumeも来ていたそうだ。
そして渡邊さんが25歳の時に書いた曲が「クレヨンしんちゃん」の主題歌に抜擢され、
「PLEASURE」というタイトルで華原朋美さんが歌うことになる。

外からは成功に見えるキャリアだが。

「28歳まで東京にいたんですけど、何をやっていても女性ギタリストとしてしか見られないところ、
休みなく好きな音楽と向き合い続けなきゃいけないところなど、
気持ちがパンパンになっちゃって、仕事が一段落した時期に故郷の奈良に戻ろうと決意しました」

実家に戻っても布団から出られない日々が続いたという。

「おかげでたばこをやめることができましたけど(笑い)。
半年経ったぐらいで気持ちが切り替わり、人生を仕切り直そうと地元の酒屋さんで働くことにしたんです。
音楽じゃない生き方ってどんなんだろう。興味津々で人間観察をしていました」

(以下引用略)