社会学者の古市憲寿氏(36)が2日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。政府が1日に新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、国内で2例目となる感染が確認されたと発表したことに言及した。
国土交通省は日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで停止するよう各航空会社に要請。全日本空輸と日本航空は1日、国交省の要請を受けて、日本に到着する全ての国際線の新規予約受け付けを停止した。日本人も対象で、予約していなければ原則、年内の帰国ができなくなる。
古市氏は「国家である以上、国民を守る義務があると思うんですね。その国民というのは、今まさに日本国内にいる人だけじゃなくて海外にいる日本国民の人も当然、国家が守るべき。でもその人たちを今、排除してしまっている」と言い、
「しかも平時はパスポートを発給制限するかどうかってことだけでも大論争になるわけですよ。そういう大論争になることを、ただの要請という形で行っている。だからこんな簡単に憲法って破っていいんだっていうことが僕にとってすごいびっくり」と自身の受け止めを述べた。
その上で「そもそも鎖国って永遠にできない。こうやって変異種が出る度に大騒ぎして国を閉じるってことは現実的ではないわけで今、すごいパニック状態になることを抑えるための措置なのかも知れないですけど、なんか出口をどこに見ているんだろうなって」とし
「1カ月って言ってますけど、変異種ってこれからもどんどん増えていくわけで、出口がなくて今、仮にこういうことをバンとやったとしてもどこに持っていきたいのか不可解ですね」と自身の見解を話した。
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