学術会議任命拒否問題 梶田会長「岸田首相との対話で解決図る」


 日本学術会議の会員候補6人が任命を拒否された問題で、梶田隆章会長は2日にあった学術会議の総会で、岸田文雄首相とできるだけ早期に面談し、6人の任命を直接訴える意向を明らかにした。事態の進展が見られない場合は、臨時総会を招集して新たな対応を検討する方針も示した。

 昨年10月の問題発覚後、学術会議は「法で定める定員(210人)を満たしていない」と6人の任命を再三求めてきたが、返答しないまま菅義偉前首相は退陣。岸田政権も現時点では「一連の手続きは終了した」との見解を崩していない。
https://mainichi.jp/articles/20211202/k00/00m/040/234000c