スマートフォンユーザーの2割強がセキュリティ面に不安を感じながら利用していることがわかった。セキュリティ対策を実施しているユーザーでも、「OS」や「ファームウェア」「アプリ」のアップデートを実施しているユーザーは4割弱にとどまる。

MMD研究所が、10月28日から11月2日にかけて個人の情報セキュリティリテラシーに関する調査をインターネットで実施し、結果を取りまとめたもの。スマートフォンを所有する18歳から69歳の男女6647人が回答した。

同調査では、24.3%が「安心して使用できている」とし、「やや安心して使用できている(55.4 %)」とあわせると79.7%にのぼる。一方、14.9%は「あまり安心して使用できていない」としており、5.4%は「安心して使用できていない」と答えた。

87.0%がスマートフォンにおいてセキュリティ対策を実施している一方、13.0%は対策を実施していなかった。具体的な対策を尋ねたところ、「怪しげなメールや添付ファイルは開かない」が62.0%で最多。「不審なサイトを閲覧しない」が55.3%、「スマートフォンの画面ロック設定」が51.9%と続く。

一方、「OSやファームウェア、アプリをアップデートする(39.0%)」「フリーWi-Fiで重要な通信をしない(37.4%)」は4割に届かなかった。「セキュリティソフトの導入」は24.7%にとどまっている。
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