ブラジル、7−9月成長率はマイナス0.1%

(ブルームバーグ): ブラジル経済は干ばつと高金利、インフレが重しとなり、リセッション(景気後退)に陥った。来年の選挙で再選を狙うボルソナロ大統領にとって打撃になる。

ブラジル地理統計資料院(IBGE)が2日発表した7−9月の国内総生産(GDP)は前期比0.1%減。4−6月のGDPも同0.4%減に修正された。7−9月は前年同期比では4%増。

ブラジルは失業率が12%超、インフレ率が5年ぶりの高水準に上り、中央銀行は今年に入り世界で最も強力に金融引き締めを進めている。
大半の国が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復を経験する中で、ブラジルでは行動制限解除やワクチン接種の拡大にもかかわらず、経済活動の勢いが失われつつある。

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