元外務省主任分析官で作家の佐藤優さん(61)は本紙4日付の自身のコラム「佐藤優のウチナー評論」で、東京の大学病院から前立腺がんであると診断されたことを公表した。悪性は中程度で、今後、骨とリンパへの転移の有無について精密検査を受けるという。

【佐藤さんコラム】「人生の残り時間を考えなくては…」

 自身が末期腎不全であることも明らかにし、妻がドナーとなる腎移植を検討していたが、移植される側にがんがないことが移植条件の一つであることから、がんが転移している場合には移植を断念し、血液透析の準備をするという。

 佐藤さんはコラムで「過渡期の沖縄人として、残された持ち時間(少なければ2〜3年)で何をしなくてはならないか絞り込まなくてはならない」と心境をつづっている。

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