https://www.townnews.co.jp/0601/2021/12/03/603107.html

「人生楽しむ」水彩画展
辻堂在住 74歳の松尾さん

介護付有料老人ホーム・オーシャンプロムナード湘南(鵠沼海岸2の11の17)ギャラリーで12月26日(日)まで、水彩画展「楽〜GAKU〜」が開催されている。午前9時30分から11時30分、午後1時30分から4時30分まで。入場無料。

 作者は辻堂在住の松尾清さん(74)。「人生楽しむのが一番」を掲げ、定年後も同施設で働きながら趣味のサーフィンなどにもまい進。70歳間際で水彩画をはじめ「年齢という枠組みを超えて新しいことに挑戦し続ける姿が施設の利用者らにも元気を与えられる」と、初の個展を開催することになった。

 定年まで都内の企業で働き続けてきた松尾さん。「第二の人生は楽しむことをテーマに」と、65歳でかねて興味のあったサップを開始。68歳でボルダリングにも挑戦し、日々ジムにも通う。2年前、コロナ禍を受け、自宅でも楽しめる趣味をと水彩画を始めた。元々旅行や散歩を楽しむ中で、「美しい風景を写真以外の方法で残せないか」と考えていたこともあり、風景画にはまったという。

 アクティブさと明るさから利用者や職員から愛される松尾さんの作品は館内でも話題に。同館の鴨下和美館長の提案で、個展のタイトルには「楽」を掲げた。松尾さんは「これからも新しいことへの挑戦を恐れず、毎日を楽しみたい」と話した。