https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20211203/2020016284.html

神戸市でコンビニ店長が遺体で見つかった事件 元店員を起訴

ことし5月、神戸市で、畑に転落した車のトランクからコンビニエンスストアの店長が遺体で見つかった事件で、検察は同じ店の元アルバイト店員を強盗致死の罪で起訴しました。

起訴されたのは神戸市北区のコンビニの元アルバイト店員、鳥井翔太被告(28)です。
起訴状によりますと、ことし5月、勤務先の店長、森下浩さん(当時62)の鼻や口を粘着テープでふさぐなどして車のトランクに閉じ込めて現金およそ13万円や財布を奪い、窒息死させたとして、強盗致死の罪に問われています。
鳥井被告が運転操作を誤り、神戸市北区の畑に車を転落させ、そのトランクから遺体が見つかったことから、警察は強盗殺人や死体遺棄の疑いで逮捕していました。
検察は、ことし6月から半年間にわたって鑑定留置を行い、専門家による精神鑑定を進めた結果、刑事責任を問えると判断したということです。
検察は認否について明らかにしていません。
これまでの警察の調べに対し、「黙秘します」と供述しているということです。