子供の防犯意識を高めようと、大阪府警都島署が大阪芸術大(大阪府河南(かなん)町)と「Vチューバー(バーチャルユーチューバー)」を作り、防犯動画を制作した。警察が既存のVチューバーを啓発活動に起用するケースは増えているが、オリジナルのキャラクターをつくるのは珍しいという。都島署は「キャラを好きになってもらい、動画を繰り返し見てもらえれば」と呼び掛けている。

Vチューバーを啓発活動に起用する警察署は近年増えている。新型コロナウイルス禍で防犯教室などの啓発活動が自粛を余儀なくされる中、犯罪に巻き込まれやすい子供にオンライン上で浸透させる狙いがある。

愛知県警昭和署は昨年9月、Vチューバーの女性キャラクター「SDGs伝導師ノア」に、動画で暴力団追放などを発信する広報大使を委嘱。山梨県警笛吹(ふえふき)署でも同12月、このキャラを一日署長に任命し、交通安全を呼び掛ける動画を公開している。

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