発症のきっかけとして、ストレスとの関連が指摘されています。進学、就職、結婚など、生活上の大きな変化が発症のきっかけとなることが多いといわれます。

しかし、これは統合失調症の原因ではなく、きっかけです。もともと統合失調症の素因を持っている方が、こうしたストレスにさらされることで統合失調症を発症する、ということにすぎません。

ストレスに関連して、統合失調症の生活環境の相関がみられる研究結果もあります。それは、都市部で生活する人のほうが、そうでない人と比べて精神疾患にかかる確率が高いというものです。

しかしながら、繰り返すように、都市部に住んでいるからといってそれだけで統合失調症を発症するのではありません。もともと統合失調症になりやすい素質を持つ方がこのような環境にさらされることによって、統合失調症を発症するというものにすぎない点には留意する必要があります。

統合失調症になりやすい人として、家族が過去または現在、統合失調症などの精神疾患になったことがあるという方神経質な性格である方は発症の確率が高いといわれています。

統合失調症は、早めに発見しすぐに治療を開始して下さい

自身や家族が統合失調症かもしれない、と感じられた場合には精神科、精神科のハードルが高い場合には地域の精神保健福祉センター、学校であれば保健室の先生、大学の保健センターなどにまずは相談してください。

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