https://www.hitachi-solutions.co.jp/company/press/news/system/2009/pr090414.html

ホストコンピュータなどの業務システムの帳票を印刷することなく管理できる
「ラビニティ 電子帳票ソリューション」を提供開始
重要書類のセキュリティ向上と棚卸作業の効率化を実現
 株式会社日立システムアンドサービスは、各社のホストコンピュータやPCサーバ上で稼働しているERPパッケージなど業務システムから大量に出力される帳票を、印刷することなく電子化できる「ラビニティ 電子帳票ソリューション」の提供を5月1日から開始します。これにより、帳票の印刷や管理にかかるコストを大幅に削減でき、データベースへのアクセスログの取得や、閲覧や印刷の権限を容易に設定できる電子帳票管理システムを実現します。

 企業システムの根幹を担う、ホストコンピュータのERPパッケージなどの業務システムからは、財務関連帳票(売上・買掛・請求など)、業務関連帳票(出荷等の各種指示書、日次営業報告など)、業界によって差異はあるものの大量の帳票が出力され、その管理コストは大きな負担となっていました。
 しかし、90年代後半頃からPCサーバ高機能化等の要因により、そういった帳票を発生時に電子データのまま効率的に管理できる「電子帳票システム」の存在価値が急激に高まり、現在も企業システムの発展と共に進化し続けています。

 今回提供を開始する「ラビニティ 電子帳票ソリューション」は、各社の帳票設定ツールとの連携により、ホストコンピュータやERPシステムの帳票イメージを忠実に再現した画面を提供することが可能となります。これにより、管理する電子帳票のデータ容量を削減が可能となり、目的に応じてデータを加工した表やグラフとして活用することができます。
また、電子帳票サーバへの閲覧、印刷、通信およびファイル出力などのすべての操作ログを取得できるほか、帳票毎に閲覧、印刷、ファイル出力などの権限を期限付きなどで設定することも可能です。さらに手書きや捺印された帳票の原本をイメージ化したファイルを管理する「ラビニティ Millemasse」と連携する事も可能であり、「ラビニティ 電子帳票ソリューション」上に保管された帳票上の特定のキー項目をクリックするだけで「ラビニティ Millemasse」に保管されたイメージファイルを参照することも可能です。

 日立システムは、「ラビニティ 電子帳票ソリューション」を、従来のラビニティユーザーや各業種のHITACユーザー、各社ホスト、ERPユーザーを対象に2011年度までに約30社への販売を目標としています。