富士通の異色PC、想いは「本当に欲しいパソコンを作りたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d9160405c6cbcb043cc38416ce05a4834c03c65

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)がこの秋出したWindows 11搭載パソコン新製品群の中に、同社としてはちょっと異色のモデルがある。「FMV Zero LIFEBOOK WU4/F3」だ。

世界最小最軽量で知られる「LIFEBOOK UHシリーズ」の使い心地はそのままに、シンプルを極めた仕様を提案。

同社のアピールとしては「ハイリテラシーユーザに向けて、パソコンの原点に戻り、道具としての機能価値やミニマルなデザインを突き詰め、アプリケーションもゼロベースで積み上げた新モデル」だという。キーボードにはカナ無し印字を採用、プリインストールソフトをハイリテラシーユーザ向けに大幅に厳選している。

FCCL新社長が発案、「わかる人向け」のモバイルPC

このモデルはこの春にFCCL CEOに就任した代表取締役社長 大隈健史氏の発案によるものだ。レノボから移籍し、CEO就任後、本当に自分自身が欲しくて使いたいパソコンとして考えたものだという。

(中略)

今、リテラシーの高い消費者にはMacBookが高い評価を得ています。シンプルなデザインを重視した製品です。好きなようにパーソナライズしたいという要望に明確に応えています。

でも、FCCLをまかされ、自分で自社製品を使おうとしたときに欲しい製品がありませんでした。世界最軽量のUHシリーズも響きませんでした。

一方、スタバにいくとみんなMacBookを使っている。つまり、FCCLの製品の中には、プロが使う製品がなかったのです」(大隈氏)。

ターゲットの外側、新しい付加価値を付けた「FMV Zero」