このほどAppleは、すでにこうした国家的なスパイ活動のターゲットとして、ごく一部のiPhoneユーザーが脅威にさらされていることを想定し、その標的となったユーザーには危険を通知する方針を正式発表。

国家支援型攻撃への対策の一環で、もしどこかの国や政府に、ユーザーのiPhoneなどが監視盗聴されている危険性が認められれば、
ただちに対象ユーザーのApple IDとひもづけられたメールアドレスや電話番号へ警告メッセージが配信されます。

また、appleid.apple.comにサインインすると、ページ上部に「Threat Notification」のアラートが表示されます
早くもタイの活動家に対して、国家支援型攻撃にさらされていることを警告するメッセージが通知されたとの報道もあり、なんとも不穏な情勢です。

なお、Appleは、今回の発表で「大半のユーザーは、こうした攻撃の標的になることはありません」と説明し、
あくまでも特殊な状況下のユーザーに限られる脅威であり、不安を煽るためのものではないことも明らかにしました。

実際、こんな警告が届いてしまったらどうすればよいの?
それは心配でなりませんけど、少なくともAndroidユーザーにはないサービスでもあるので、Appleのセキュリティ意識の高さを、こうした面でも評価する声が高まりそうです。
https://www.gizmodo.jp/2021/12/iphone-warn-state-sponsored-attacks.html