堪え難きを堪へ 忍び難きを忍び 以って万世の為に太平を開かんと欲す
朕はここに国体を護持し得て 忠良なる汝臣民の赤誠に信倚し
常に汝臣民と共に在り
もしそれ情の激する所 濫りに事端を滋くし 或いは同胞排せい
互いに時局を乱り 為に大道を誤り 信義を世界に失うか如きは
朕最も之を戒む
宜しく 挙国一家 子孫相伝え かたく神州の不滅を信じ
任重くして道遠きを念い 総力を将来の建設に傾け 道義を篤くし
志操を堅くし 誓って国体の精華を発揚し世界の進運に後れざらんことを
期すべし
汝臣民それ克く朕が意を体せよ
御名御璽

昭和二十年八月十四日

内閣総理大臣鈴木貫太郎

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%89%E9%9F%B3%E6%94%BE%E9%80%81