「スイスでは、同国における二大自殺幇助組織である“Exit”と“Dignitas”により、2020年だけで約1,300人の人々がその幇助を受けて亡くなっている。
その幇助の方法は、ペントバルビタール・ナトリウムを投与することによって行われており、患者は投与から2〜5分後に眠り、その後さらに昏睡状態に陥って死に至る。だが、“Sarco”を用いれば、薬物を使わずにより穏やかな死を迎えられるという。

『Sarcoはどのような装置ですか?』

ニチキ氏『それは3Dプリンターで作られたカプセルで、死を希望する本人が内側から操作できます。この機械はどこにでも持っていくことができるので、例えば、のどかな野外でも、施設の中でもどこでも作動します。』
『カプセルの中は快適で、いくつかの質問に答えれば、あとは本人のタイミングでボタンを押せば作動します。ボタンを押すとカプセル内が窒素で満たされ、少し頭がぼんやりして、陶酔感もあるかもしれません。そして、低酸素症などにより作動開始後30秒ほどで死に至ります。そこにはパニックも窒息感もありません』
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