愛知県警は5日、未成年の女性2人を風俗店で働かせる目的でスカウトを介して募集したとして、かつて「名古屋の風俗王」と
呼ばれた佐藤義徳容疑者(64)ら3人を職業安定法違反(有害業務の募集)の疑いで逮捕し、同日夜にグループの関係先を家宅捜索した。3人の認否は明らかにしていない。


 佐藤容疑者らは昨年11月から12月にかけて、当時18歳と19歳の女性2人を自身が実質経営する愛媛県松山市内のファッションヘルスで、性風俗店の従業員として働かせる目的で、スカウトを介して募集した疑いがもたれている。

「公衆道徳上有害な業務」とされる風俗店へのスカウトは、法律で禁止されていて、県警は今年2月にも松山市内の店や佐藤容疑者の関係先などを家宅捜索していた。

 佐藤容疑者のグループは名古屋市や四国地方で風俗店を展開。佐藤容疑者はかつて名古屋市を中心とした風俗店グループの実質的経営者で「名古屋の風俗王」と呼ばれ、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系弘道会の資金源と指摘されていた。

 佐藤容疑者が今も実質的に風俗店グループの経営に関わっているとみられ、県警は、店の売上げが暴力団の資金源になっているとみて、余罪や背後関係を詳しく調べている。

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