7日朝、広島県福山市の養鶏場で、飼育されているニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
県は、この養鶏場のニワトリおよそ3万羽の処分に向けて作業を進めるとともに、周辺を通行する車両の消毒を始めています。

広島県によりますと6日午後、福山市にある養鶏場からニワトリが相次いで死んでいるのが見つかったと、県の東部畜産事務所に連絡がありました。

県が遺伝子検査を行った結果、7日朝、致死率が高い高病原性の疑いがある「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

これを受けて、県はこの養鶏場で飼育されているニワトリおよそ3万羽を処分することを決め、作業を進めています。

また、この養鶏場の半径3キロ以内の範囲を、養鶏場からニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径10キロ以内を、その地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定し、福山市内の県道など4か所で、通行する関係車両の消毒を始めています。

広島県は7日午前、緊急で対策本部会議を開き、周辺の養鶏場などに影響が出ないよう防疫措置を徹底する方針を確認しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211207/k10013377581000.html