「古くて大きな家は現金がある」 空き巣60件、4500万円相当被害 兵庫県警、33歳の男容疑で逮捕、送検


山間部にある古い民家を狙って空き巣を繰り返したとして、兵庫県警捜査3課と姫路署などが、住居侵入と窃盗などの疑いで、兵庫県明石市の建設作業員の男(33)=常習累犯窃盗罪などで公判中=を逮捕、送検していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。

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 捜査関係者によると、男は「高齢者が住む古くて大きい家は現金があることが多いと思った」などと供述。県警は2018年12月から今年6月にかけて、東西播地域や神戸市北区、西区などで約60件、計約4500万円相当の窃盗被害を裏付けたとしている。

 県警は、住居侵入と窃盗容疑など計六つの事件(被害総額約3700万円相当)で送検し、神戸地検姫路支部がうち5件(同1600万円相当)を起訴した。

 起訴状によると、19年4月、兵庫県姫路市飾東町の民家で現金800万円を盗んだなどとされる。調べに「借金返済や遊興の金が欲しかった」と容疑を認めている。

 捜査関係者や公判によると、男は古い民家のインターホンを鳴らして留守を確認。窓を割るなどして侵入し、工具で小型の金庫を壊して現金を盗んでいた。高齢者の世帯を狙い「子ども用自転車の有無で判断した」と話したという。

 今年6月、姫路市飾東町の別の民家に窓ガラスを割って侵入、現金を盗もうとしたとして住居侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a25d05d1e9fcc260c4d1fa0ebd60fdeccc16c3e