発達障害のグレーゾーンとは、発達障害の症状は見られるものの、発達障害の診断基準を満たさない状態を指す俗称です。

グレーゾーンにいる人は診断がないために、症状や特性から困りごとが起こったとき、周りの人から「努力不足」などと誤解されてしまうことがあります。

自分を責めてしまうことが続くと、ストレスなどから徐々に調子を崩して症状が悪化していき、やがて「診断域」の側に完全に移ってしまった結果、発達障害だけに限らず、うつ病や適応障害なども発症してしまうことがあります。

発達障害のグレーゾーンにいる人は症状が軽いわけではなく、体調などにより症状の現れかたが変わります。
このため日常生活や仕事において、医師から「傾向がある」と伝えられた特性について対処し、調子の良い状態を保つことが大切です。

https://snabi.jp/article/149