オミクロン株韓国1例目の夫婦にネット上で魔女狩り
12/7(火) 8:37配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbeb3971043fb407a6e58f3b8a990312abf1c86a
新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株に感染したことが韓国で初めて判明した40代夫婦の個人情報がインターネット上に拡散している。「自業自得だ」という批判がある一方、「レッテルを張るのはよくないとの反応もある。
インターネット掲示板「ボベドリーム」には今月3日、「オミクロン見つけた」というタイトルの投稿があった。
作成者は問題の夫婦の顔写真、氏名付きの写真のほか、夫婦が通っていた仁川市の教会の担当牧師の顔と個人情報も公開した。
ネットユーザーの多数は夫婦を非難し、無分別な暴言を浴びせた。
その後、夫婦だけでなく、その子女の個人情報まで地域の女性向け掲示板、他の掲示板などにあっという間に広まった。
仁川地域の女性向け掲示板には4日、「牧師夫婦は結局身元が暴かれましたね」というタイトルの投稿があった。
この投稿の作成者は「違法なのでアップはしないが、個人情報まで暴かれ、仁川では顔を上げられないだろう」と書き込んだ。
この投稿に対し、地域住民は問題の夫婦が疫学調査の際に虚偽の説明を行い、オミクロン株が広がった点を挙げ、「身元を暴かれても文句は言えない。
自業自得だ」「うそをついたのに身元を暴かれないのがおかしい」といった反応を示した。
また、「私にも（夫婦の身元を）教えて下さい。不安で仕方ないです」「私も見たい」といったコメントが付いた。
それに対し、情報の入手方法を教える他の地域住民もいた。
これに先立ち、問題の夫婦は仁川空港から自宅に移動する際、「防疫タクシーに乗った」と説明したが、虚偽だったことが明らかになった。
これについて、問題の夫婦のうち妻が2日、中央日報のインタビューに応じ、「自分の過ちだ」と謝罪し、「自分が過ちを犯したのではないかという心配からそう言ってしまったようだ。
防疫タクシーに乗らなければならないことは知らなかった」と話した。
夫婦が通っていた教会の担当牧師も同日、フェイスブックを通じ、「迷惑をかけてしまい、仁川地域の住民に謝罪申し上げる。
当協会は今回のことをきっかけとして、これ以上コロナが広がらないように祈り、防疫当局の措置に積極的に協力し、これ以上の困難が生じないように努力する」と表明した。
