安倍晋三元首相は7日のBSフジ番組で、来年2月の北京冬季五輪に首脳や政府使節団を送らない「外交的ボイコット」に関し、「競技とは関係ない。そこはわけて考えないといけない」とした上で「首脳や外相、大臣が行くのはある種、国の一つの意思表示になる」と語った。
岸田文雄首相が7日、記者団に日本政府の対応について「国益の観点から判断する」と述べた点については「政府の立場としてはその通りだと思うが、おそらく、だいぶ判断しておられると想像している」と語った。


一方、6日の安倍派(清和政策研究会、95人)のパーティーで首相が「安倍氏から国政選挙連勝の秘訣を私はまだ聞いていない」などと言及したことに関し、安倍氏は「いままで聞いた中で1番面白いジョークで、ウイットに富んだ話だった。ある種の余裕を感じさせた」と指摘した。

「首相は(先の衆院選で)厳しいといわれる中、261(議席)をガーンととった。リーダーシップを発揮された」とも語った。自身の再々登板については「そんなことは誰も考えていない」と否定した。

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