2021年12月8日
イソギンチャクで動物の体の進化を探る

ヒトをはじめとする多くの動物の体は、左右相称(対称面が一つある)の構造をしています。一方、進化において祖先的な位置付けにある刺胞動物門のクラゲやイソギンチャクなどの体は放射相称(対称面が二つ以上ある)の構造をしています(図1)。なぜこのような違いが生まれたのか、動物の体の進化について研究するうちに、サフィエ・エスラ・サルペル訪問研究員(以下、研究員)は日本近海に生息するタテジマイソギンチャクで興味深い発見をしました。

https://www.riken.jp/pr/closeup/2021/20211208_1/index.html