調査会社のインテージは8日、2021年の「売れたものランキング」を発表した。前年に比べて売り上げ増加率が最も大きかったのは、健康に良いとされるオートミールで、伸び率は2・9倍に上った。一方、20年に首位だったマスクは上位から姿を消した。

 オートミールは、主食としてコメに見立てて食べる「米化こめか」や、デザートに使うなど幅広い調理方法がSNSを中心に話題となり、女性を中心に人気が急上昇した。

 ほかにも健康を意識した食品・飲料が上位に入った。貧血予防や体力増強に効果があるとして品薄となった麦芽飲料は2位。プロテイン粉末が4位、ノンアルコール飲料が8位だった。

 新型コロナワクチンの接種開始に伴い、副反応対策として需要が高まった解熱鎮痛剤は7位だった。

 スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど全国6000店舗の今年1〜10月の販売データを集計し、前年からの販売金額の伸び率で順位づけした。https://news.biglobe.ne.jp/economy/1208/ym_211208_1434959080.html