韓国コロナ連日の最多水準 “K防疫が崩壊”政府批判強まる 日本人学校で感染者も
12/9(木) 13:51配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c8c2bc48cff5e10fbec413d01be4158b9a46953
韓国では新型コロナウイルスの新規感染者が2日連続で7000人を超え感染状況の悪化に歯止めがかかっていません。
韓国メディアは「“K防疫”が崩壊しつつある」と指摘し、対策の強化を求める声が強まっています。
「月内に1日1万人感染も」重症化率は想定上回り“医療逼迫”
韓国では9日の発表で新規感染者は7102人となり、前日8日に続き2日連続で7000人以上の過去最多水準が続いています。
重症者も857人に増えて過去最多を更新し、感染状況が一段と悪化しています。
重症者用の病床使用率はソウルを含む首都圏で8割を超えているほか、空き病床が「0」の自治体も出るなど医療体制の逼迫が続いています。
8日、保健当局は「重症化率が当初想定した1.6%より高く、2~2.5%前後になり、病床稼働率が相当高くなっている」と危機感を示しました。
韓国メディアは新規感染者が「月内に1万人を超える」との専門家の見方を相次いで伝えています。
“K防疫が崩壊” 政府対応に批判強める韓国メディア
K防疫の崩壊などと政府批判を強める韓国各紙
保守系の大手紙『朝鮮日報』は、9日の1面で「国民が危ない 崩壊したK防疫」との見出しを掲げ、文在寅大統領が直接、対応に出ないことを「かつてK防疫の成果を内外に知らせた時と対照的だ」と批判しました。
普段は、政権を擁護する論調の革新系の大手紙『ハンギョレ新聞』さえも、「感染者1万人の影が近づいた」「より強力な対策に切り替えるべき」との専門家の意見を1面で掲載しました。
病床不足から、韓国政府は在宅での治療の拡充を進めていますが、入院できないまま死亡する患者も相次いでいて、“医療崩壊”への懸念も強まっています。
韓国政府は、11月1日から規制を大幅に緩和する「ウィズコロナ」政策を始めましたが、今週6日から中断。
ソウルを含む首都圏での飲食店などでの集まりを6人までに制限していますが営業時間などの規制はなく、市民からはより強い対策に戻すべきとの意見も出ています。