卒業式の「君が代斉唱で不起立」の元教諭が“逆転勝訴”再任用の拒否で賠償求めた裁判
12/9(木) 19:17配信
MBSニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f33fdd696a290997045d59e3d08715f90254fd6
 卒業式の国歌斉唱で起立しなかった元教諭の男性が逆転勝訴です。
 大阪府立高校の元教諭・梅原聡さんは、卒業式で国家斉唱の時に起立しなかったため戒告処分を受け、
その後、定年退職の際に再任用の選考を申し込みましたが拒否されたため、府を相手取り約550万円の損害賠償を求めています。
 1審の大阪地裁は、「再任用の可否は任命権者の裁量に委ねられている」などとして訴えを退けて、梅原さん側が控訴していました。
 12月9日の判決で大阪高裁は「梅原さんより重い懲戒処分を受けた教員が『合格』とされるなど府の判断は客観的合理性や
社会的相当性を著しく欠いている」として、梅原さんの訴えを認め、府に約315万円の支払いを命じました。
 (梅原聡さん 12月9日)  「裁判所が真摯に向き合って事実を調べてもらって、主張を認めてくれたのは非常にうれしく思っています」
 府は、「主張が認められず誠に残念。判決内容を精査し、今後の対応を検討します」とコメントしています。
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