台北近郊に切断遺体 50代息子を逮捕「母親への暴力に不満」と供述/台湾

(新北中央社)北部・新北市永和区の排水溝で8日午前、頭部がない切断遺体が見つかり、新北市政府警察局は9日未明、同区在住の50代の男を逮捕した。
男は警察の調べに対し、80代の父親の殺害を認め、父親が70代の母親に暴力を振るっていたことに長い間不満をもっていたと供述しているという。

警察によれば、男は警察の取り調べに、先月28日未明、熟睡している父親を掛け布団で窒息させて殺害し、収納ボックスに詰めて自宅の最上階の物置部屋に置いていたと説明。
今月6日未明から刃物で遺体を6つに切断し、7日にスーツケースに詰めた後、自宅付近の排水溝の橋梁そばに捨てたと話しているという。

警察が遺棄現場の排水溝に沿って捜索したところ、9日午後に遺体の頭部が見つかった。

▽衛生福利部「DVを抱え込まないで」

衛生福利部(保健省)は9日、ドメスティックバイオレンス(DV)被害を受けている人に対し、「手を伸ばして。私たちに支援させてほしい」と自分だけで抱え込まないよう呼び掛けた。
隣人がDVを受けている可能性があると気付いた場合にも、保護専用電話や警察に通報してほしいと促している。

衛生福利部保護サービス司はDVや虐待、性暴力、セクハラなどの相談専用電話「113」を開設している。日本語にも対応しており、毎日24時間体制で受け付けている。
https://japan.focustaiwan.tw/society/202112090009