木製の初代カローラ、走れます

 愛知県豊田市の「クルマづくり究めるプロジェクト」事業の参加メンバーたちが、原寸大の初代カローラの木製模型を走行出来るように改造した。11日に関係者にお披露目し、その後、一般公開する予定だ。

 プロジェクトは、子どもたちに車の構造や加工技術に興味を持ってもらおうと市のものづくりサポートセンターが主催。小学生から大人まで数十人が毎週、トヨタ自動車のOBらの指導で、研修を続けている。

 木製模型のカローラは5年前、公益財団法人「あすて」(豊田市本町)がカローラの発売50周年に合わせ、間伐材を使って製作。今回、市が特許を保有する「水素ガスの製造技術」を活用、発生させた水素ガスを燃料電池に供給、動力に使う。タイヤは木製部分を取り外し、通常のタイヤに交換した。11日にプロジェクトに参加している子どもらの前で走行したあと、さらに改良を加え、一般にも公開する計画という。
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