コロナ感染者は全員入院 県が方針変更、オミクロン株検査
2021.12.11 00:33
県は、新型コロナウイルスの新規感染者を症状にかかわらず全て入院させる。新変異株「オミクロン株」への感染かどうかが分かるまでの一時的な措置。
８月下旬に重症化リスクがない人はホテルか自宅で療養してもらう方針にしたが、感染拡大を警戒して対応を改める。
１０日の県議会予算特別委員会で、新田知事が安達孝彦氏の質問に答えた。
知事はオミクロン株について「いまだ不明な部分が多く、予断を許さない状況」と強調し、市中感染拡大の抑制に注力する考えを示した。
県内では１１月２８日以降感染者ゼロの状態が続くが、新規感染者は当面の間全て入院させ、検査の対象とする。
オミクロン株に感染していないことが分かれば、自宅や宿泊施設での療養に切り替える。結果の判明には数日かかるという。濃厚接触者が県内にいた場合は、速やかに宿泊療養施設に入ってもらう。
知事は、感染拡大時の行動制限を６日に大幅に緩和したことにも触れ、「オミクロン株の予兆を感知した場合は、要請内容の見直しや警戒レベルの引き上げを躊躇（ちゅうちょ）なく実施していく」と改めて述べた。
石川県は富山県と同様、オミクロン株への対応として感染者を全て入院させる方針で、谷本正憲知事が２日に報道陣に説明した。
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