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SBI、新生銀へのTOB成立 保有比率47.8%に

SBIホールディングス(HD)は11日、新生銀行へのTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。新生銀株の保有比率は現在の約20%から47.8%に高まる。新生銀を連結子会社化し、協調して経営改善を進める。前身の日本長期信用銀行が経営破綻してできた新生銀はSBI傘下で再出発する。

SBIは9月10日、48%を上限に1株2000円でTOBを始めた。12月10日の期限までに買い付け予定の上限(5821万1300株)を下回る5692万2199株の応募があった。新生銀は17日付でSBIの連結子会社となる。新生銀の経営改善に向けて銀行持ち株会社の認可を申請し、過半の株式取得を目指す。

新生銀は2022年2月初旬にも開く臨時株主総会で、SBIが推薦する川島克哉副社長ら取締役候補者3人を選任する。SBIは新生銀が示している経営方針や事業戦略を尊重し、企業価値向上に取り組む。