人助けランキング、日本は大差で世界最下位 アメリカは首位陥落、中国は順位上昇 トップは?

 総合順位で最下位は日本である。しかも、そのスコアは調査された国々と比すると非常に低い。スコアを見ると、1位から113位まではほぼ1ポイントずつ低下、113位のポルトガルのスコアは20だが、114位の日本に至っては12とポルトガルのスコアとは8ポイントも水をあけられている。僅差ではなく、大差で最下位なのである。また、2018年度に行われた調査のスコア22からは10ポイントも低下している。

 日本はなぜ最下位なのか。それについて、報告書は以下のような指摘をしている。

「日本は歴史的に先進国としてはめずらしいほど市民団体が少ない。チャリティーの規則は複雑で、国の対策に対する期待が高く、組織化された非営利団体の登場は比較的新しい現象だ」

調査項目の1つ「見知らぬ人を助けたか」という点においても、日本は114位と最下位。しかも、113位のベルギーとは13ポイントも差があり、これも大差で最下位である。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20211022-00264181