日本でも話題になった「フェミサイド」 ドイツではどう受け止められている?
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「6年ほど前から幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」──今年の8月、小田急線車内で複数の乗客を刃物で切り付けた男はこう供述しました。

 その後、大学生らが約1万千筆のオンライン署名を集め、「フェミサイド」の実態解明と対策を求める要望書を法務省と内閣府男女共同参加局に提出しました。世界保健機関(WHO)は「フェミサイド」を「女性であることを理由にした意図的な殺人」「より広い定義では、女性または少女のあらゆる殺害を含む」としています。

 皮肉なことに、乗客を切り付けた男が直接的な言い方で「(幸せそうな)女性を見ると殺してやりたいと思うようになった」と話したことから、日本でもようやく「フェミサイド」が注目されるようになりました。「女性であるがゆえに、男性から暴力を受け殺されてしまう」フェミサイドは日本に限らず世界の先進国でも深刻な問題です。