太平洋戦争中に米軍が投下するなどしたとみられる不発弾や小銃弾など約320発が14日、那覇市の海中で爆破処理された。
海上自衛隊によると、一度に処理する数としては異例の多さという。

 不発弾は砲弾(長さ約6〜15センチ)や手投げ弾。今年3〜11月、那覇市と浦添市にまたがる那覇港岸壁で行われた海底掘削などの工事の際、計14か所の海中から未使用の小銃弾も含む約630発が見つかった。

 那覇港近くに設置された対策本部に海自や消防、那覇海上保安部など関係機関職員が集まり、爆破地点の半径300メートル以内で船舶の航行規制などに当たった。午前10時15分頃、対策本部から約1・5キロ離れた水深18メートルの地点に集めた不発弾を海自の水中処分隊が遠隔操作で爆破。
約20メートルの高さまで黒い水柱が上がった。

 残る約310発は来年1月に処理する予定という。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211214-OYT1T50100/
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