立憲民主党は14日、阿部知子衆院議員(73)が代表を務める「党神奈川県第12区総支部」と、岡本章子衆院議員(57)が代表の「党宮城県第1区総支部」が、新型コロナウイルス対策に関する政府の助成金を受給していたと発表した。両氏は返還する意向だという。

 発表によると、助成金は「両立支援等助成金」。新型コロナの感染拡大に伴う子供の学校休校のため、仕事を休んだ労働者を支援した企業などにも支給される。阿部氏の支部は24万4920円、岡本氏の支部は2万9520円、いずれもコロナ対策を理由に2020年に受給した。雇用調整助成金(雇調金)に関する党の調査で明らかになった。

 西村幹事長は、国会内で記者団に「適正な受給だと考えるが、政治団体が公的な制度を使うことに疑問の目が向けられたことを受け止めた」と返還理由を説明した。

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