タレントの指原莉乃(29)がバーチャルアイドルを発掘する。ソニーミュージックと、中国版のニコニコ動画と言われる「ビリビリ動画」が合同でバーチャルアイドルグループのオーディションを実施。指原は、そのクリエーティブディレクターとしてメンバー選出などに携わる。
バーチャルアイドルとはアニメやCGによるキャラクターで、演者の声や歌に合わせて表情を変えたり踊ったりする。オーディションは演者を選ぶもので「バーチャルシンデレラプロジェクト」と題し、15日から募集を開始。トークセンスや歌唱力を基準に来年3月までにメンバーを選出し、1年間限定で活動する。指原は1年を通じ、グループの新曲の作詞と総合演出も手掛ける。
中国で日本のバーチャルアイドルが人気を集め始めていることに端を発したプロジェクト。グループは日中両国で活動することになるため、プロジェクトの「顔」としてビリビリ動画側が中国で人気の指原にオファーした。指原は紆余曲折を経て、苦労を重ねてトップアイドルになったことが中国で「シンデレラストーリー」と好意的に受け止められており、ビリビリ動画の担当者は「彼女の起用で日本はもちろん中国国内で非常に話題を呼ぶのではと考えた」と明かす。
グループには、すでに中国で人気のバーチャルアイドル、神楽めあ、花園セレナ、緋赤エリオが加わることが決定。指原はスマートフォン越しに“初対面”し、プロジェクトの成功を誓い合った。「日本や中国を中心にグローバルな活躍を目指す、バーチャルアイドルグループを創っていきます」と意気込んでいる。
新グループにはビリビリ動画のレギュラー番組や、中国での大型コンサートへの出演が用意されている。指原は「あなたがシンデレラになるための、力になれたらうれしいです」と呼び掛けている。
≪16歳以上の女性を対象≫オーディションは日本国内在住の16歳以上の女性を対象としている。書類、面談などの選考を経て、選出されたメンバーには2Dと3Dのキャラクターが制作される。バーチャルアイドルとしての専属契約はソニーミュージックになる予定。募集は15日から来年1月17日まで。https://news.yahoo.co.jp/articles/05d9fd2943384ff155db1b60068cddf8668e8c7c