地方公務員の給与は、総務省による「地方公務員給与実態調査」で公表されています。
最新版(令2年)の調査結果によると、全国の地方公務員の一般行政職の給与は、平均基本給月額で「34万9805円」となっています(※)。
この平均基本給月額は、地域によって異なります。給与の平均が高い地域は以下のとおりです。

1. 東京都:38万4633円
2. 神奈川県:37万7620円
3. 兵庫県:36万7964円

一方、平均が最も低かったのは沖縄県の32万1759円で、東京都と比べると6万円以上の差がありました。このように同じ地方公務員の同じ職種であっても、地域によって給与が異なっています。

地方公務員の退職金
次に、地方公務員の退職金の金額を見ていきましょう。全地方公共団体の一般職員、教育公務員、警察官の25年以上勤務後の定年退職時、1人当たりの平均手当額は以下の通とおりです。

一般職員:2133万5000円
教育公務員:2267万6000円
警察官:2225万6000円

一般的に、従業員数が1000人を超えるような大企業の場合、25年以上勤務した人の退職金は2000万円くらいといわれています。
地方公務員の退職金も約2000万円となっており、安定した退職金を受け取ることができていると考えられます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1deb412e83f46e7a305d46f88e1d5ee91309653d