“冬の必需品”盗難相次ぐ給湯器…なぜ狙われる?

寒さが強まるなかで給湯器の窃盗被害が相次いでいます。今、盗まれたり壊れたりすると、10年後まで交換できない恐れも。給湯器に何が起きているのでしょうか。

今シーズン一番の寒さとなった東京都心。
中央道では車9台が衝突。警察は路面の凍結が事故につながった可能性もあるとみています。
山梨県では、この寒さに欠かせない“あるもの”の盗難が相次いでいます。

山梨県北杜市の別荘地で盗難が相次いでいたのは“給湯器”です。
別荘の管理人:「うちの別荘地では4軒です。こんなことは初めてなんでね。ちょっと僕も困っている次第ですね」
被害に遭った場所には共通点もありました。

死角にある場所が多く、冬場で人通りも少ない地域を狙った可能性もあります。周辺でも同様の被害があり、警察も捜査をしています。
近くに別荘を持っている人:「近辺のお店が10月でクローズするんですよね。だから(別荘に)来てないところが多いというのは、下見していたら絶対分かりますね」
それにしても、なぜ“給湯器”が狙われたのでしょうか。

住民:「心配してセンサーで光が出るものを給湯器の側に置いてみました」「困りますよ、本当に。マイナス10度とかにすごく寒い時になったりしますから」
必需品ともいえる“給湯器”。実は今、盗まれたり壊れたりしたからといって、代わりはすぐ手に入らない状況が続いていました。
北杜市で給湯器の工事を請け負う会社:「何カ所か盗まれたりしていると思うが、物がいつ入るかわからないので客に待ってもらっている状態。これからも『壊れたから』という連絡が来ても、物がないからちょっと換えられない。」


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