厚生労働省の元官僚で神戸学院大教授の中野雅至氏が18日、読売テレビ「あさパラS」(土曜前9・25)に生出演。
森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを巡り、自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さんの妻、雅子さんが起こした訴訟で、
国が突然、損害賠償責任を受け入れたことに言及した。

中野氏は「国は裁判で滅多に謝らないですよ。よほどのことがない限り、受け入れはないんです、国の場合は。
あっさりと受け入れたのは、明らかに秘密を出したくない」と断定する。その上で「悲観的なことを言うようですが、どこまで掘っても
出てこないと思います」とキッパリと口にする。

その理由について、「財務省の報告書も踏み込んでいることは踏み込んでいるんです。あれ以上書けと言われたら、佐川さんの直の証言がない限りは
出てこないと思うんです。改ざんを指示したのか、官邸が絡んでいるのか、もっと深い問題になっているのか、佐川さんの口以外はなかなか、
どれだけ組織内でヒアリングしても真相解明に至らない」と予想。

そして最後に「秘密があるので財務省はおりた。これは間違いない。財務省は滅多に謝らないところなんで、役所の中でも。
それがあっさり下りるというのは、やっぱり秘密があるのは間違いない」と語った。

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