名古屋市中区の老舗和菓子店「納屋橋饅頭万松庵」が、名古屋土産の定番で知られる「納屋橋まんじゅう」などの製造販売を来年1月10日で中止する。工場の老朽化などが理由。再開の見通しは「未定」としており、インターネット上では「食べられなくなるのは悲しい」「名古屋人の大切なものが消える」などの投稿が相次いでいる。

名古屋市中区にある大須本町通店に掲示された張り紙によると、1977年に稼働を始めた工場が老朽化し「衛生面、安全面、環境面で自信を持って製造販売することができなくなった」という。工場と中区の本社を取り壊すとしている。

納屋橋まんじゅうは万松庵を含む3社が作っていたが、他2社は既に製造販売を中止。唯一製造販売を続けていた万松庵の納屋橋まんじゅうは砂糖を使わず甘酒を酵母発酵させた生地が特徴で、愛知県内のスーパーや土産物店でも販売されている。

https://www.sankei.com/article/20211218-QUXIRWOK5RMK5IINJR7H2XQAH4/


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