(台北中央社)台湾で18日、国民投票の投開票があった。賛否が問われた4件全てで、成立条件となる賛成票が有権者数の4分の1(495万6367票)に達せず、反対票を下回り、不成立となった。

国民投票にかけられたのは、成長促進剤「ラクトパミン」使用の豚肉などの輸入全面禁止
▽第4原子力発電所(新北市貢寮区)の稼働
▽液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の建設地の移転
▽全国を対象とした選挙と国民投票(住民投票)の同日実施―についてそれぞれの賛否を問う4件。

4件とも最大野党・国民党が賛成を求める一方で、与党・民進党は4件全てへの反対を呼び掛けていた。

有権者数は1982万5468人。成立には賛成票が有権者数の4分の1以上かつ、反対票を上回る必要があった。中央選挙委員会(選管)によると、賛成票は4件とも有権者の2割弱にとどまった。投票率は41.1%。
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202112180007