実際、アジアといえばいつも東京が最優先だった
ブランド品が今ではソウルを先に訪れている。

あるファッション業界の関係者は
「グローバルファッション時計を太陽で表現すれば
上海が午前10時、ソウルが正午、東京が午後3時」
と表現した。
ユン・ヨジョンは受賞の所感で
「運が良かった」と謙虚に話したが、
今の韓国文化ブームは決して運ではない。
一国の文化が世界的に「高級」「かっこいい」
というイメージを確立するには
コンテンツ自体の優秀性だけでは限界がある。
長い歳月にわたり世界の舞台で知られ、好き嫌いはともかく
グローバルヘゲモニーを握った西欧圏が主導する
「クラシック文化」で認められる必要がある。
決定的に経済力を前に出して国際社会で声を出すことができなければいけない。
韓国は一つずつ積み上げながらこうした条件を満たしてきた。

不屈の製造企業が優秀な品質で「メード・イン・コリア」を知らせ、
アジア競技大会、オリンピック(五輪)、ワールドカップ(W杯)など
世界の祭典を成功させた。
ドイツ最高バレエ団のトップに立ったカン・スジン、
ショパンコンクールで優勝したチョ・ソンジン、
全世界を氷上で魅了したキム・ヨナらは
西欧先進国が優越感を抱く分野を制覇した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f3949157d338f04ed5037b36dd48757fb40fe85