南アフリカでオミクロン株を初めて発見したアンジェリーク・クッツェー博士は「オミクロン感染者は嗅覚や味覚を失ったり鼻水が出たりせず、デルタに感染した時に現れる特異症状はない」という見解を明らかにしたことがある。

ところがピレイ博士はオミクロン感染者の著しい症状に「夜間の汗」を挙げた。従来のコロナウイルスやデルタ株の特異症状で夜の汗が指摘されたことはなかった。ただしピレイ博士はオミクロン感染者のうち何人が夜に汗をかいたかなどの具体的なデータは示していない。南アフリカ以外の他地域の感染者からもこのような症状が報告されたかどうかは分からない。

また、ピレイ博士によると、彼が診療したオミクロン感染者の大部分は症状が軽微で10〜14日間の隔離期間中に回復する場合が多かった。オミクロン株に感染してもワクチンを接種した人は症状が相対的に軽いことが分かった。ただしピレイ博士は「オミクロン株が報告されてそれほど経過していないので、多くのデータが必要」と述べた。
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