特攻隊員の思い伝える 知覧特攻平和会館、証言映像公開へ

https://www.sankei.com/article/20190813-MH34O4A4ZBLI5NS6WYXAUVBLEA/?outputType=amp

隊員の恋人だった女性の話は忘れられない。隊員が出撃前に女性に託した手紙には、こう記されていた。

 《自分の人生を真剣に考えて一日一日大事にしてほしい》

 戦後、女性は別の男性と結婚したが、夫の死後、かつての恋人の命日になると知覧を訪れた。女性は「国民はみなもみくちゃになった時代だった」と振り返り、「その上に平和な世の中があることを忘れないでほしい」と願っていた。