ヤクルトが先発左腕・スアレス獲得調査 メジャー７勝、今季韓国リーグで１０勝
ヤクルトが来季の新外国人選手として、前韓国・ＬＧツインズの左腕、アンドリュー・スアレス投手（２９）の
獲得に向けて調査を進めていることが１８日、分かった。複数の米球界関係者が明かした。
２０１８年には米大リーグ、ジャイアンツで先発として２９試合に登板し、７勝をマーク。
今季は韓国リーグで１０勝２敗、防御率２・１８と、好成績を残していた。
球団初の２年連続の日本一へ先発左腕は課題の一つだっただけに、大きな戦力補強となる。
球団初の偉業達成へ、実績十分な左腕の名前が浮上した。
複数の米球界関係者によると、ヤクルトが、今季韓国ＬＧでプレーしたスアレスの獲得調査に動いていることが明らかになった。
米国出身で身長１８２センチのスアレスは最速１５０キロの速球に大きく曲がるスライダー、チェンジアップを武器とする左腕。
ジャイアンツでメジャーデビューを果たした２０１８年に全て先発で２９試合に登板し、７勝１３敗、防御率４・４９をマークした。
１９、２０年は主に救援に回り、通算５６試合の登板で７勝１５敗１ホールドの成績を残した。
今季は韓国リーグのＬＧツインズに在籍。２３試合に登板し１０勝２敗、防御率２・１８とアジアの野球への高い対応力を示した。
このオフにＬＧからフリーエージェントとなったスアレス自身、日本球界挑戦の意欲を持っているという。
スワローズは来季、球団初の２年連続日本一を目指すシーズン。
高津監督はシーズン終了後、「そこ（日本シリーズ連覇）を狙って全力で戦っていきたい」と決意表明。
その中で、先発タイプの左腕獲得は補強ポイントの一つだった。
今季は、４１歳の石川と２４歳の高橋がともに４勝を挙げ、日本シリーズでも勝利して２０年ぶりの日本一に貢献。
他にも田口が５勝をマークしているが、シーズン途中にリリーフに配置転換されており、先発左腕は不足していた。
来季２年目の山野や、Ｄ１位・山下輝（法大）ら若手もいるが、米大リーグに韓国での経験もあるスアレスが加われば心強い。
チームは既にメジャー通算１４勝の右腕、Ａ・Ｊ・コール（前ブルージェイズ）を獲得。
今季先発で６勝を挙げたサイスニードとは新たに１年契約を結び、先発投手陣を整備している。常勝軍団を形成すべく、スアレスの獲得に力を注ぐ。
■アンドリュー・スアレス（Ａｎｄｒｅｗ Ｓｕａｒｅｚ） １９９２年９月１１日生まれ、２９歳。米フロリダ州マイアミ出身。
クリストファーコロンバス高、マイアミ大時代に１度ずつドラフト指名されたが入団せず、２０１５年にドラフト２巡目（全体６１位）でジャイアンツ入り。
１８年にメジャーデビューし、初勝利を含む７勝を挙げた。今季は韓国プロ野球・ＬＧでプレー。１８２センチ、８４キロ。左投げ左打ち。
https://www.sanspo.com/article/20211219-UGAEMNZ4XVIZNH4NAW5BQZVJKU/
ヤクルト・スアレス 韓国プロ野球サムスンと年俸最大100万ドル１年契約
◆契約 韓国プロ野球のサムスンは、今季ヤクルトに所属したアルバート・スアレス投手（32）と契約したと発表した。
聯合ニュースが伝えた。1年契約で年俸は最大100万ドル（約1億1100万円）。70万ドルが保証され、契約金10万ドル、20万ドルの出来高が付く。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112070001166.html
