日本国民は「マトモな野党第一党」を持てるのか/倉山満の政局速報
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7301ff1c9e4593c1103e43da79bd43aadf55942
 立憲民主党に代わる野党として「日本維新の会」が今後成長していくかは、冷静に見守っていく必要があると語る、日本近現代史の専門家である憲政史家・倉山満氏。では、「マトモな野党第一党」はどこにあるのだろうか――(以下、倉山満氏による寄稿)。

民主党は無能だったが、その後はもっと無能だった
 自慢じゃないけど、総選挙前から「国民民主党、生き残るよ」と言い続けました。ただし、私が予想した以上に大健闘、今回の総選挙の結果は、大勝利と評価して過言ではない。

 話を民主党に遡ります。2009年、当時の民主党は国民の大きな期待で政権を奪取しました。失政続きの自民党に呆れた人々が票を投じました。しかし2012年には「悪夢」「最悪」「自民党の方がマシ」と石もて負われるがごとく政権を追われました。

 そして代わった安倍晋三内閣は選挙に負けそうになると、「あの最悪の民主党政権の悪夢に戻していいのか」と有権者を恫喝。遂には憲政史上最長政権となった。それくらい民主党は嫌われた。

 確かに、民主党は無能だった。しかし、その後はもっと無能だった。民主党は離合集散を繰り返しながら民進党に衣替えしたけど、「三分の一の議席を目指す!」とか言いながら達成できない、泣きたくなるような惨状となった。


コロナでボーナスタイムなのに立憲共産はボロ負け
勝ったのは維新だけ